豆の壺 - ベランダで豆栽培!



茶マメの育て方−種まき方法時期、収穫時期目安、肥料、支柱は?−早生?晩生?−味がおいしい!







茶豆の育て方−種まき方法時期、収穫時期目安、肥料、支柱は?−早生?晩生?−味がおいしい!








チャマメは育てたことがなかったのですが、親戚の住んでいる地方では茶豆系統の有名な豆があって、そこでもらって食べる豆は最高においしかったです。子供の頃は全くわかりませんでした。色味も古いのかというような薄ぐらい緑色をしていて、食べようという気分ではなかったのです。

もっとも、安い見た目がいいばかりで硬くて美味しくない枝豆は嫌というほど見ていたので、もう口に入れることがなかったという感じでした。ほんと、食材に囲まれて育った経験が、食材の本当の美味しさを見失わせてしまっていたのかもしれません。

自分がおとなになって、親戚が送ってくれた茶豆を、もうすでに茹でてあるのです。茹で方からこだわりがあるというのです。食べてみると、、、、、、むっ?これは!!!

もはや、大人数人が全員で美味しい、これは違うと明らかにわかるのです。

茹で方は最初に枝豆のさやごと塩でもんでつけてから茹でるような感じだったと思います。よく、塩水で茹でる、茹でてから塩を振るというのはありますが、これはかなりの塩、それも良質の塩を使うのがいいのだと思います。 海水塩をおすすめします。

それを自分で作って食べてみたいだと思って始めたのがきっかけです。

茶豆は確かに美味しいのですが、どうしても作るのに日数が余計にかかるのと、あまり収穫量が多くない、つくりにくいという印象があって、ただでさえ収穫量が少ない枝豆なのにさらに収穫が減るということは、とても、狭い家庭菜園で家庭菜園の区画では難しいことだと思って諦めていました。

いいですよ。贅沢に都会近くに高い区画を借りて、何万円もする区画で、枝豆だけを育てて、時期をずらしてもせいぜい、1ヶ月も味わえないでしょう。こんな贅沢してる余裕があったら貯金して、本当の大豆を先物投資かなにかでもしたいです。

それはさておき、確かに狭い土地では難しいなとも思いますが、ある程度、密植させてうえてみたら、できないものかと思って作ることにしました。

また、豆のマメ科の植物はツルがあるものが多いですが、枝豆はインゲンやエンドウのように支柱を必要としません。

支柱がいらないということは背丈も低く、他の野菜を日陰にしたりしません。そのため、他の野菜が植えてある周りに植えることができます。邪魔にならずに、植えておけば勝手に他の野菜の肥料などを吸い取り成長していけそうです。そうすれば効率よく枝豆が育てられるではないかなと思いました。

具体的には、区画貸しの家庭菜園の畑などでは区画のなかの中心部分に重要な作物をうえて、周りの人達との境界線の部分にはあまり大きくなる野菜は、はみ出してしまうのでうえられません。

このような事もあり、区画貸しの家庭菜園の中でも空いている部分というのは意外とあるものです。

そういった作物と通路の間のような場所に増えていって、果たして枝豆がちゃんと育つのかやってみました。

茶豆は難しいと言われていますので、このようなずるいやり方ではなく、このようなもう少し本格的なやり方でなければうまくできないかもしれませんが、うまくいったらラッキーです。



茶豆の育て方


うまい茶豆とありますが、本当においしいのでしょうか?

栽培期間は長めで、収穫まで時間がかかるようです。

それだけしても食べたいものなのか知るには、育てるしかありません。
発芽しました。

苗床で種を播いてある程度育ってから移植します。

加湿にさえ気をつければ、簡単に発芽します。

気温が低い時期にはなかなか発芽してくれずに失敗することもあります。

エダマメは乾燥にはあまり強くありませんが、意外と高温を好む気がします。
緑が濃く、短く節間が詰まっていて、いい日差しにあたっている、気温も最適な感じがします。
小さい本葉が生えてきています。

かなり乾燥気味で締まった苗になりそうです。
定植してしばらくしたころです。どうやら根づいたようです。

枝豆は種を直蒔きする場合と、苗を作り移植する場合がありますが、移植はとても慎重に行ってください。

根を痛めると、対応する部分の葉が黄色くなって枯れてしまいます。右上の株は少し痛めてしまいました。

枝豆の根はかなり広がり深いです。大きなスコップで掘り返して手で優しく扱ってください。
これは明らかに密植です。

しかも、茶豆でこれをやると大変になります。栽培期間が長い=茎葉が成長する時間が長い=株が大きくなる。

つまり、葉が飽和してしまいます。

もっと、株間を空けたほうがいいです。
茶豆の先端付近です。

茶豆なのに白い産毛がついています。産毛という表現もおかしいのですが、なぜか、白いんです。極早生枝豆の方が茶色いのです。

毛の色と実の中の色は関係ない系統なのでしょう。
茶豆の葉です。葉は綺麗です。
茎の周りには白い毛がびっしりと生えています。

茶豆なのに茶色くありません。この時点では、自分がネームプレートを間違えたのかなと思っています。
だいぶ生えそろってきました。
花芽が見えてきました。

ほとんど見えない小さいトゲのような出っ張りが花芽になります。

こんなに下の、奥のほうで開花しても分かりません。枝豆の花を見ることはほとんどありませんでした。
そして、いつの間にか、実がなっている、、これが枝豆の栽培パターンです。

ほんと葉で隠れている間に成長しているというものです。

見て分かる通り、葉が上のほうに茂っていて、実が付いているのは下の方ばかりです。

地面にくっつくものが少なくありません。それだけ下位から開花、結実しているのだと分かります。




茶豆を育ててみた感想


チャマメを育ててみた結果としては、やはりチャマメは普通の枝豆よりも少し気を使わなければいけないようです。

特にスペースが狭い菜園で、場所を広く取れないのに無理やりたくさんのうえてしまったことが原因なのですが、とにかく株同士が離れていて、葉が広がっていかなければいけません。

特に枝豆は、肥料を最初に与えすぎると葉が茂ってばかりで実が入らなくなると言われていますが、まさしくその通りだなということを体感しました。諸説ありますが、私の個人的な乾燥では、葉が茂りすぎると、花がどこにあるか分からなくて、受粉に必要な虫が来ない、見つけられないため、実が入らないのではないかとも思ったりもします。

もしくは、栄養成長(茎葉を茂らせる)が優勢になり、生殖成長(花、実をつける)が後回しになるということが言われています。ただ、今回は肥料は控えめでやっていますので、密植しすぎです。ただ、密植するだけなら、栄養分が多すぎて栄養成長が優勢になるというよりは、ただ単に茎の下の方につく花に虫が気が付かなかったのだろうと思います。

豆の受粉に虫が必要なのか?は分かりません。トマトのように風だけでも受粉できるものもあります。

しかし、茶豆はだいぶ葉が大きくなり、背丈も大きくなりました。

そして株間がそれほど空いていなかったため、もはや密林のジャングルのようにびっしりと葉が多い茂ってしまい、枝豆の花などを外からは見ることができませんでした。

とくに、枝豆の花は、普通の植物のように新芽の先端に着くようなものではなく、下のほうの枝の付け根から、花柄(蕾を支える茎)もほとんど無いくらい短く、花が咲いてくるような感じですので、このようなジャングル状態ではとても花がそこにあるということが分からずに、虫などもよってこれずに受粉がうまくいかなかったかもしれません。

そして葉と葉が重なり合うこともかなりあり、枝豆、つまり、大豆にとって1番必要な強い日差しというものが十分にあたらなかったように思います。

本来は、株間を広くとり、1本づつ間隔を広くとり、しっかりと周りとの距離を取ることによって、日差しを強く当てるようにしたほうがいいと思います。1本植えと、3本植えがありますが、どちらがいいのかはまだよくわかりません。

おそらくそのように1株を大型にして、たくさんの実をならせる、そういった育て方がいいのではないかと思います。

これはチャマメは、大変広いスペースがある、ゆとりがあるような畑で育てるのに適した作物ではないかと思います。

家庭菜園でいえば、贅沢な野菜です。

また、チャマメは収穫までの日数がかかるために収穫する頃、夏もかなり暑い時期になっています。このような時期には猛暑日と言われるような過酷な暑さになったり、雨が全く減らない日が続いたりしてしまいます。

枝豆乾燥にはあまり強くないのでかなり厳しい状況となります。

できれば収穫時期が高温にならない、涼しい地方、また、水もちのよい畑などのほうがよいのかもしれません。

あまり平野部で暖かいようなところで、茶豆を育てていると乾燥や高温でダメなってしまうのではないでしょうか。

味に関して言えば、ある狭い地域でしかうまくできないという茶豆があるそうです。少しでも場所が違うと上手くいかないらしいです。こういうことも、繊細な枝豆の性質と関係があるかもしれません。